「過去のあのツイートを見つけたいのに、スクロールしても出てこない…」
「エゴサーチをしても、botや無関係な懸賞ツイートばかりで大事な情報が埋もれてしまう」
Twitter(X)は情報の宝庫ですが、普通に検索窓に言葉を入れるだけでは、膨大なノイズに邪魔されて欲しい情報にたどり着けないことが多々あります。
しかし、「検索コマンド」と呼ばれる魔法の言葉を使いこなせば、Twitterは最強のデータベースに生まれ変わります。期間指定、画像のみ抽出、特定ユーザーの除外など、思いのままに情報をフィルタリングできるようになるのです。
この記事では、Webマーケターである筆者が日常的に使用しているTwitter検索コマンドを「目的別」に完全網羅し、コピペで使える具体的な活用テクニックまで徹底解説します。
【基本編】これだけは覚えたい必須の検索コマンド
まずは、日常的に最も頻繁に使用する基本的なコマンドを紹介します。これらを組み合わせるだけでも、検索精度は格段に向上します。
1. 特定の単語を含む・含まない(AND / OR / NOT)
複数のキーワードを組み合わせたり、不要な情報を排除したりする基本技です。
- AND検索(スペース):
キーワードA キーワードB
AとBの両方を含むツイートを検索します。もっとも一般的な検索方法です。 - OR検索:
キーワードA OR キーワードB
AかB、どちらか一方でも含んでいれば表示します。「OR」は必ず半角大文字で入力してください。 - 除外検索(マイナス):
キーワードA -キーワードB
Aを含むツイートの中から、Bを含むものを除外します。ノイズ除去に最強のコマンドです。
特に「-(マイナス検索)」は、エゴサーチの際に「bot」や「懸賞」などの単語を除外するのに非常に役立ちます。
2. 完全一致検索(ダブルクォーテーション)
通常、Twitter検索は表記揺れ(ひらがな・カタカナ・漢字)を自動で拾ってくれる便利な機能がありますが、時としてそれが邪魔になることがあります。
コマンド:"キーワード"
このようにキーワードを半角のダブルクォーテーションで囲むと、その語句と一字一句違わぬツイートだけが表示されます。
特定のフレーズや、造語、正式名称だけで検索したい場合に威力を発揮します。
【日時指定】過去のツイートをピンポイントで発掘する
「去年のクリスマスのトレンドを知りたい」「3年前の自分の発言を探したい」といった場合に必須となるのが期間指定コマンドです。
1. 特定の日付以降・以前(since / until)
タイムマシン検索とも呼ばれる、非常に強力なコマンドです。
- 指定日以降:
since:2023-01-01
2023年1月1日以降のツイートを表示します。 - 指定日以前:
until:2023-12-31
2023年12月31日以前のツイートを表示します。
これらは組み合わせて使うのが一般的です。例えば「2023年の1年間」を指定したい場合は以下のように入力します。
キーワード since:2023-01-01 until:2023-12-31
2. 日本時間(JST)で検索する際の注意点
実は、Twitterのシステム内部は「協定世界時(UTC)」で動いています。
そのため、単純に日付を入れると、日本時間とは9時間のズレが生じてしまいます(日本の方が9時間進んでいるため)。厳密な時間を指定したい場合は、以下のように時間を付記します。
コマンド:since:2023-01-01_00:00:00_JST
トレンド調査などで「放送開始時間の反応」などを正確に見たい場合は、必ず「_JST」または「_UTC+9」をつけて検索しましょう。
【ユーザー指定】誰が・誰に・どんな反応をしたか
特定のアカウントを深掘りしたり、インフルエンサー同士の会話を覗き見たりするコマンドです。
1. 特定ユーザーのツイートのみ表示(from)
特定の人の過去ログを遡りたい時に、メディア欄やプロフィールをスクロールする必要はありません。
コマンド:from:ユーザーID
「@」を除いたユーザーIDを入力します。例えば、私の過去ツイートから「SEO」に関するものだけを探したい場合は、from:私のID SEOと入力すれば一発です。
競合アカウントが特定のトピックについてどのような発言をしているか分析する際に重宝します。
2. 特定ユーザー宛のリプライのみ表示(to)
その人が「誰に対して」返信しているか、あるいは「誰からの」リプライが多いかを調べられます。
コマンド:to:ユーザーID
カスタマーサポートのアカウントなどで、ユーザーからのクレームや質問内容だけを抽出したい場合に便利です。
【エンゲージメント】バズったツイートや人気の投稿を探す
コンテンツ制作のネタ探しや、質の高い情報を収集するために欠かせないのが、「反応数」でフィルタリングするコマンドです。
1. いいね数・リツイート数の最小値を指定(min_faves / min_retweets)
一定数以上の反応があった「質の高いツイート」だけを抽出できます。
- いいね数指定:
min_faves:100
100いいね以上のツイートを表示。 - リツイート数指定:
min_retweets:50
50リツイート以上のツイートを表示。
「キーワード min_faves:1000」などで検索すれば、そのジャンルで何がウケているのか(バズの傾向)を瞬時にリサーチ可能です。
【メディア・形式】画像・動画・リンク付きを絞り込む
文字だけのツイートではなく、視覚情報や外部サイトへの誘導を探したい時に使います。
1. 画像や動画を含むツイート(filter:images / videos)
素材探しや、図解ツイートなどを探すのに便利です。
- 画像のみ:
filter:images - 動画のみ:
filter:videos - メディア(画像または動画):
filter:media
「犬 filter:videos」と検索すれば、癒やしの動物動画だけがタイムラインに並びます。
2. リンクを含む・含まない(filter:links / -filter:links)
情報収集の質を変える重要なコマンドです。
- リンク付きのみ:
filter:links
ニュース記事やブログ紹介などを探したい時。 - リンクなしのみ:
-filter:links
純粋なつぶやきや感想だけを見たい時(アフィリエイトや宣伝を除外したい時)。
「商品名 -filter:links」と検索することで、宣伝ではない「ユーザーの生の声(口コミ)」を拾いやすくなります。
【実践編】マーケターが使う「最強の検索式」コピペ用リスト
ここまで紹介したコマンドは、組み合わせることで真価を発揮します。
そのままコピペして使える、実用性の高い組み合わせパターンを用意しました。
1. ノイズ除去!純粋な口コミ検索セット
商品名 -filter:links -filter:replies -bot -懸賞 -pr
解説:
リンク付き(宣伝)、リプライ(会話)、bot、懸賞、PR案件をすべて除外します。商品やサービスに対する、一般ユーザーの純粋な感想だけを抽出できます。
2. あの人は昔何を言ってた?過去発言発掘セット
from:ユーザーID until:2020-12-31 キーワード
解説:
特定のユーザーが、指定した日付以前に発信した特定のキーワードを含むツイートを探せます。意見の変遷や、過去の予言などをチェックするのに使えます。
3. バズツイート分析!特定ジャンルの人気投稿セット
キーワード min_faves:500 -filter:replies
解説:
そのジャンルで500いいね以上ついている投稿を表示しつつ、会話のリプライは除外します。どんな内容が伸びるのか、コンテンツのネタ帳を作る際に最適です。
4. 自分のツイートを除外してエゴサーチ
"自分のサイト名" OR "自分の名前" -from:自分のID
解説:
自分のサイトや名前について言及しているツイートを探しますが、自分自身の発信は除外します。他者が何と言っているかだけを効率よく確認できます。
【裏技】コマンドを覚えられない人のための「高度な検索」
「いちいちコマンドを入力するのは面倒くさい…」
「スペルを間違えそうで不安」
そんな方は、ブラウザ版Twitterに標準搭載されている「高度な検索(Advanced Search)」機能を使いましょう。
高度な検索の出し方
- 検索窓に適当な言葉を入れて検索する
- 検索結果画面の右側にある「…(もっと見る)」をクリック
- 「高度な検索」を選択
ここで表示されるフォームに入力すれば、自動的にコマンドに変換して検索してくれます。
ただし、スマホアプリ版にはこの機能がないため、外出先でスマホからリサーチする場合は、やはりこの記事のコマンドを辞書登録などして活用するのが最速です。
まとめ:検索コマンドを使いこなせばTwitterは「宝の山」になる
Twitter検索コマンド一覧を紹介しました。
膨大な情報が流れるTwitter(X)ですが、コマンド一つで「砂漠からダイヤを見つける」ような作業が一瞬で完了します。
- 基本:AND、OR、マイナス検索(除外)
- 日時:since(〜から)、until(〜まで)
- 質:min_faves(バズ検索)
- 種類:filter:images(画像)、-filter:links(リンク除外)
これらを組み合わせることで、市場調査、競合分析、そして日々の情報収集の質が劇的に向上します。
まずは、一番汎用性の高い「 -filter:links」(リンク除外)を使って、あなたの好きなキーワードを検索してみてください。今まで見えなかった「リアルな本音」が見えてくるはずです。









